2010年代~

2010年に沿岸バスでオトコノ娘のフリーきっぷが販売されると発表されたが、エイプリルフールのウソ企画だったが、翌月には同じキャラクターを用いた萌えキャラクターが実際に販売された。
男の娘ゲーム・キャンペーンが開始された。
オトコの娘マガジンが創刊。
NHKのBS情報番組で「オトコの娘」が特集される。
テレビ東京の番組でAKIBA2010において16位に「男の娘」がランクインした。
男の娘の雑誌が創刊。
新語・流行語大賞のノミネートワードベスト100に「男の娘」がランクインした。
女装・男の娘専門の通販サイトがオープンした。

2011年に男の娘写真集が発売、即日完売した。
女装子・男の娘のための女装メイク講座をスタートさせた。
男の娘のDVDを発売しアイドルDVDデイリーランキングで4位を獲得した。
男の娘の写真集が一般書店流通されると発表。

男の娘マガジン


男の娘の雑誌


男の娘のDVD


男の娘の写真

2000年代後半~

2005年ラブコメアドベンチャーゲームの主人公として女装のヒロインキャラクターが登場。
同年恋愛アドベンチャーゲームにオカマの脇役キャラクターが登場。

2006年茨城県下妻市のマスコットキャラクターが登場。女の子の格好をしているが実は男の子(娘)ではないかとウワサが流れる。
同年ショタアニメシリーズの1作目が発売される。
同年オトコノ娘の同人誌即売会が開催される。

2008年女装少年中心同人誌即売会が開催される。

2009年女装メイドがいるお店が開店する。
同年オトコノ娘の書籍が発売される。
同年アドベンチャーゲームが発売され、主人公のひとりとして女装のアイドルキャラクターが登場する。
同年恋愛アドベンチャーゲーム発売されサブキャラが登場する。

恋愛アドベンチャーのゲーム

2000年代前半~

2002年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガの主人公がある少女そっくりの顔になってしまう。そしてその少女の姉を演じながら女装して高校生活を送ることに。

同年シスター風の格好をした少年キャラクターの対戦ゲームが稼働し、PS2版も発売された。
2002年と2003年に、女装少年オンリーの同人誌即売会が開催された。翌2004年も開催され名称が変わった。

同年2002年にPS2版でパティシエを目指す少年が、パティシエ専門女子高に女装して入学するシチュエーション。コミック版も少年チャンピオンに掲載された。この作品はアダルトゲームから全年齢版に長編リメイクされている。

2002年~2003年に女装少年が登場する作品の掲載機会が増えた。

2004年に週刊少年サンデーで連載されているマンガの主人公の男性が女装で描かれている話があり、以降の同作は主人公の女装が定着した。

女装して高校生活を送ることになったマンガ


シスター風の格好をした
少年キャラクターの対戦ゲーム


パティシエ専門女子高に女装して
入学するシチュエーションのゲームとマンガ


8話目に男性主人公の女装姿登場。
これ以降の同作で主人公の女装が定着したマンガ


8話目に男性主人公の女装姿登場。
これ以降の同作で主人公の女装が定着したマンガのDVD

オトコノ娘年表

2000年代前の女装男性はオカマと呼ばれることが多かった。1990年代にその性癖をからかわれる中年男性や、美人に見えるが実は男だったというニューハーフがメディアに登場するようになった。多くは水商売を職業にしている人が多かった。2000年代に入り女の子のような姿で学生生活を送る男性などもメディアに取り上げられた。

「男の娘」という造語は2000年頃にインターネットの掲示板で登場した。当時はキャラクターを形容する造語で、女装少年、女装美少年、女装男子、女装ショタ、女装ロリ、ロリショタなどに使われている。「男の娘」は造語の中でもまれにしか使われていなかった。女装作品を現す言葉として女装少年が定着。

ブームになったのは2009年~2010頃に「男の娘」がメディアに紹介された。

作品から現実世界へ

現実世界で女装をする男性を「女装子(じょそこ、じょそうっこ)」呼ぶ。(わたしは、「女装子(じょそうし)」って読んでました・・・テヘ。)対して「オトコノ娘」という言葉は主に作品の中の設定を指すことが多かった。2010年代に入ると現実の女装男性に対しても一般誌やテレビが「オトコノ娘」表現することも。現実世界の先駆けとして2009年に「オトコノ娘」のメイド喫茶、女装メイドが居るお店が誕生した。

2010年に、オトコノ娘向けの通販サイトが設立。2011年にはオトコノ娘の写真集が発売。3次元でエロ要素を取り除いてグラビアが成立した例はこれが初めて。(いいなぁ~わたしもやりたい。エロ要素入れてもいいかなって・・・心の声が・・・)過去にもあったらしいが、ヴィジュアル的に難しくて認められず。今回のオトコノ娘の写真集で通例を打ち破った。販売店では即日完売!同年オトコノ娘DVDが発売し売れ行き好調。

男の娘DVDの紹介

オトコノ娘の年齢と性別

オトコノ娘に当てはまる作品では「男の子」と呼ぶにふさわしい年齢の小学生やティーンエイジャーくらいまでが定番だった。でも現実では成人も含まれる。(娘なのでそれなりに若いことが求められる)。

オトコノ娘は、医学的な性転換の有無や性的指向「同性愛」なのか「異性愛」なのかは重視されない。オトコノ娘は、外見のことであり、内面やセクシャリティは関係なく、問いただすのはご法度。オトコノ娘と混同しやすい言葉として同性愛、性同一性障害、トランセクシャル・フィクション(TFS)、ふたなりなどがあるが、オトコノ娘と同義じゃない。

現実世界は、外見がオトコノ娘だと判断できるような人の中にもセクシャルマイノリティとそうでない女装男性がいるが、一握りに「オトコノ娘」と定義つけることはできない意見も。
現実世界のオトコノ娘の中にも性同一性障害やトランスジェンダーといったセクシャルマイノリティがいることも事実。同じオトコノ娘の容姿を持っていても、ファッションの一環や性的嗜好等で女装を嗜む男性もいる。

単に生まれつき顔や容貌が女性らしい男性、性ホルモン療法などを受けて女性として暮らしているセクシャルマイノリティの男性もいる。全てを同一視して「オトコノ娘」と呼ぶのはデリケートな問題なのだ。

作品におけるオトコノ娘

雑誌やテレビでは2001年頃から取り上げられるようになった。これ以降に2006年に開催された同人誌の即売会などでひとつのジャンルとして認識された。マンガやアニメなどの作品では「容姿が美少女の少年」といった設定を指す言葉として使われた。

主に女装した少年・男性を指す傾向になった。声が萌え属性を持ち男性とは思えないキャラクターにも使われる。作品においては、男子であることを知らない男性に恋心を抱かせるストーリーが多い。

オトコノ娘に当てはまる性質のキャラクターは2000年代以前の過去の作品にも存在している。1980年代は週刊少年ジャンプで連載されアニメ化されたマンガの主人公や、1990年代は月間コロコロコミックで連載されたマンガのヒロインが代表例。

オトコノ娘の性質を備えたマンガ


テレビアニメ版DVD

「男の娘」の言葉の由来

「男の子」「子」を「娘」に置き換えた造語であり当て字。古くは東海大学阿蘇キャンパスで行われた学園祭の配布物にも見られた。インターネットは1980年頃から使われるように。「子」を「娘」に置き換える表現として「眼鏡っ娘」などがある。「男の娘」の言葉の意味やイメージの変化は大きい。

「オトコノ娘」って何ですか?

「オトコノ娘(おとこのこ)」とは、男性が女性にしか見えない容姿や内面を持っている人のことを言う。服やメイクをして女性として生きていることもある。

表記は「おとこの娘」「オトコの娘」「男の娘」「オトコノ娘」って感じ。発声は「男の子(おとこのこ)」と同じなので区別ができない。なので、「おとこのむすめ」と読むことも。

わたしは「おとこのこむすめ」って読んでます。「おとこのむすめ」って言いにくいからだケド・・・ね。